ARCHITECTURE
By The Sea Hut

By The Sea Hut
バイ・ザ・シー・ハット
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逗子の谷戸に溶け込むように建っていた古家を蘇生した建築。
南面を海と山に囲まれた敷地で、南向きの光を取り入れることが難しいことから、東西に大きく屋根を開いた。空と木々を風景として切り取ることで、大きく開かれたフレームから時刻によって変わる木漏れ日が入り、森に浮かぶような開放感が生まれる設計とした。
春夏は避暑地のように谷戸の高台から柔らかな風が流れるが、南に背負っている山々があることで台風のような強風のときは自然に守られている安心感がある。
秋冬になると、高台の落葉樹は葉を落とし再び光が取り込まれる。少し早めに訪れる夕暮れ時に薪ストーブの火で明かりを灯す。
非日常的でありつつ、それとは対照的なシェーカー的必要最小限の暮らしの提案の場として設計した小さな建築。 -
種別 リノベーション 構造 木造在来工法平家建 建築面積 30.25㎡ 延床面積 28.05㎡+ロフト10㎡ 設計 森 浩治 施工 we inc. Architect Studio 協力 サンワクリエート株式会社、Atelier Bungo、(有)川辺ガラス、平沼組、斎藤電工 完成 2024年














